初めまして、これからYAMATSURI　HPにて、みなさんをジギングワールドへと誘う案内人“ネリゴ島村”です。九州各地のジギング最新情報を実釣体験を基にお伝えできればと思っております。その記念すべき第1回目は“宇治群島”へ、今夏、就航したばかりのジギング船“恵比寿丸”にての釣行記です。

ＡＭ2：30川内港に到着。外灯の下でタックルの準備を済ませ恵比寿丸に乗り込み、ＡＭ3：00に出港し、一路、宇治群島へと向いました。
ここで、今回の釣行メンバーを紹介しておきます。船長は川内港から瀬渡し船で有名な“恵比寿丸”二代目の村田船長、長年瀬渡しのポーター経験から、瀬周りのポイント案内には目をみはるものがあります。 釣人は全員熊本在住アングラーでトカラを愛する大物釣師清水和尚（別に住職ではない）ジギングをこよなく愛するジギンガー船田くん、ジギングを最後にしたのは9年前、今となっては初心者のシゲ中田、それと、ジギング5回連続ボウズ（青物がですよ！）ネリゴ島村（このくそ暑いのにバカだろカルテット）で出撃しました。

ＡＭ5：30頃、宇治到着。
「島村さん水温３０℃くらいありますよ・・・」
船長の不吉な言葉で目を覚ましたメンバーは最初のポイント、鮫島へと向う船の中タックルの準備をして到着を待ちました。
「反応はありますよ。60ｍ位です。」
の合図でジグ投入、ジグは離島特有の真黒い海の中に吸い込まれて行きました。
開始１時間位はベイトの反応はあるものの水温のせいかあたりのない時間がすぎていきました。スピニングタックルをベイトタックルに変えてみたりする清水和尚、シャクルスピードを変化させてさぐりを入れている船田くん、200ｇ以上のジグをシャクルのは初めてのシゲ中田はすでに頭も一緒にシャクリ始めてました。そして、最初のヒットは、清水和尚。
「軽いよ～☆」
と言いながらも笑顔が素敵でしたが、上がってきたのはアオヤガラ。鬼の形相でリリース。
すると船田くんが、「ヒット！」の声、ドラグが鳴るまではないが、青物特有のツッ込みをときおり見せている。そして上がってきたのは、2ｋｇクラスのネリゴ。とりあえず本命を釣り、ホッとした笑顔を見せる船田くん。すかさず、またまた清水和尚が
「ヒット！！」
と叫ぶ。竿は大きく曲がりドラグが鳴り和尚が真剣な顔で耐えている。
「これはカンパチでしょうね」
と船長。
次の瞬間、竿から生命反応がなくなり、清水和尚は天を仰ぎました。

その後反応がなくなり「雀島」のポイントに向かい、清水和尚が、シブダイ（2ｋｇ）と船田くんと私がアカチビキを1匹ずつ追加して、第3ポイント「ウベット」へ到着。到着と同時に、
「良い反応があります。たぶんヒラスですよ」
と船長マイク。ヒラスという事で、センターウエイトのロングジグにスピニングでのハイスピードロングジャークに切り換えてみると、なんと5回連続ボウズ爆進中の私のロッドが大きく曲がりました。 「うわ～あっ！島村君に魚がかかったば～い」
と大騒ぎ（うるさい）の清水和尚を横目に上がってきたのは、ヒラスちゃん＼(^o^)／（帰港後検量5.5ｋｇ）久しぶりの青物登場に大満足のネリゴ島村でした。その後反応も無くなり、ふと本日ノーフィッシュのシゲ中田に目をやると、懸命にシャクッているのですが、足が生まれたての小鹿のように？ガクガクしているのが見てとれました。 ＰＭ12：30頃海がシケてきたため、シゲ中田には、申し訳なかったのですが、無念の納竿となりました。
「ビバ！！宇治群島！！また来るよ。(#^.^#)♪」

帰りの車中の反省会。ナブラの対策（3回ほど遭遇、魚種不明）サワラ対策（目測1ｍ以上）などが上がりました。シゲ中田だけは体力作り？をあげていました・・・。




〈今回使用のタックル〉
●スピニングタックル
ロッド　　　ダイワ　ＳＧ　ＨＩＲＡＭＡＳＡ56ＨＳ
リール 　　ソルティガＺ6000
●ベイトタックル
ロッド　　　ダイワ　ＳＧ　ＨＩＲＡＭＡＳＡ56ＨＢ
リール 　　シマノ　海魂3000Ｔ

リーダー　　　　　ＰＥ5号300ｍ
ショックリーダー　ナイロン80ｌｂ10ｍ
メタルジグ　　　　150ｇ～250ｇ（メイン200ｇ）