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ネリゴ島村の「グレートジギンガーへの道』番外編!〝デカアラを釣る!〟の巻

ジギングに命をかけている皆様!寒さにも負けず、シケにも負けずシャクってますか?
そんな皆様にジギングタックルでできる。楽スィ~釣りを紹介します。たまには違う釣りに目を向けるのも楽スィ~ですぞ!!

2004年も終わりに近づいたある日、
「島村~っ。この前の泳がせ!たいぎゃすごかったけん!竿は折られるし、獲れんでブツブツいくとが・・・・以下省略(約30分)」(~_~;)
といつもの調子で豊田次長様の自慢話・・・じゃなくて、釣りに関する経験話?炸裂・・・。
その最中、清水和尚(住職ではない)とリップル3兄弟の西本くん(以下マチャキー)が来店。
「なんか情報はなかつや~」
とよせばいいのに清水和尚。間髪入れずに豊田次長が。
「そっがですね清水さん!・・・・以下省略(約45分)」(-_-;)
豊田マジックに免疫のない二人は子犬のように目をキラキラ☆彡させて豊田ワールドに引き込まれていったのでした・・・。

と!これで終わるわけもなく、2005年1月19日AM5:00ネリゴ島村とリップル3兄弟とその仲間達(全てジギングメンバー)は天草の通詞港に終結。今回お世話になる竜宝丸(木口船頭)に乗り込み目的ポイントの天草灘へと出発しました。

ここで主なメンバー紹介をしておきます。今回は“大物を泳がせで釣りたい”という事でトカラなどで泳がせ釣りやジギングに実績をもつメンバーが参戦!まずは長兄畑野さん(以下おとうさん)そして次男土持くん(以下ツッチー)三男マチャキーのリップル3兄弟とネリゴ島村で話を進めて行きたいと思います。(え?清水和尚?和尚は仕事でドタキャンです(>_<))

AM7:00ポイント到着、皆急いで仕掛けを作り、エサとなるアジを付けて、船頭の合図で一斉に仕掛けを投入。釣り方は簡単!まず底を取りナマリをコツンコツンしながらタナをキープします。当然深さが上下しますので、糸フケが出たら巻き取りナマリが底にあたらなくなったら、再びラインを出して底を取る。の繰り返しです。
肝心のアタリは、まずエサのアジが大きな魚が来ると、逃回る感触がロッドにブルブルと伝わります。その後ピタリと止まり(飲み込まれる)ロッドがグンと引き込まれます。この時、即合わせるのではなく少しロッドをたおして、送り込んで魚の重みが十分ロッドに伝わってから合わせを大きく入れるようにするのがコツとなります。
投入後、底を取ったらとりあえず待ちの状態になるのでロッドを小脇に抱えて、タバコを吸ってると、隣のツッチーが
「巻き上げんで良かけん楽やね~♪」
とニヤニヤしている。ふと周りを見渡すとみんなニヤニヤしているではないか!そうなんです!船釣りといえばジギングをしているメンバーだからシャクリ上げる必要もなく魚が喰い付いているだけの釣りを皆、新鮮に感じてニヤついてるのです。

最初にヒットしたのはツッチー。今回はよせばいいのになぜかスピニングタックル。しかも8ft.ロッド!(ベイトタックルもっとるやろーもん)合わせ方はちゃんと習った通りにロッドに乗ってから合せを入れてゆっくり巻いてきている。上がってきたのは2キロ位のアコウ(キジハタ)。何はともあれ、ファーストを喜んでいると、次に私にヒット!なんなく上がって来たのはマトウダイであった。
マトウダイをクーラーに入れ自分の位置にもどると、後ろで釣っていたおとうさんのロッドが大きく曲がっている。
「来たよ~ん(*^。^*)v」
上がって来たのは3キロ級のアラ!突然の高級魚のおでましに全員ロッドを持つ手に力が入る。

そして、一流しが終わり船を元の位置にもどしアジを新しいのに変え“いらっしゃい”と愛を込めて1投目、するとすぐにアジからSOSが。そのまま待っているとあきらかに他の魚の重みが伝わってくる。ワンテンポ遅らせて大きく合せを入れると“マトウダイ”とは違う!とにかく根から離さねばと10m程、一気に巻き上げたところから、魚が本気になったのか急にあばれ出した。
「おっ!島村君、大っきいみたいだねん」
とツッチー。リップル3兄弟はトカラの海で鍛えられているので、少々のロッドの曲がりじゃ慌てる事はない。私自信も10キロ位の青物かな?と思いニヤニヤしながらポンピングを繰り返しリールを巻いていた。が、残り50m位からなかなか上がってこない!!ただ事ではないと船頭が全員に仕掛けの回収を告げ、全員による見学が始まる。さっきまでは、
「島村君、勿体ぶっちゃ~ダメだよ~」
とか言っていたツッチーも
「青物かな?」
マチャキー。
「よう引きよっですね」
「サメかな~ん?」
っておとうさん。
3兄弟でヒソヒソと・・・。聞こえとるっつ~の(-メ-)
残り20mになって重みはあるが魚の抵抗がなくなり、最後は口から胃袋を出した魚がドッカンと水面を割った!!
「どわ~。アラだ~!!\(゜ロ\)(/ロ゜)/」
と船上は大爆発!1m級のビッグなアラでなんとかタモに頭だけ入れて引きずり上げた。
後は、ガッツポーズと握手の嵐で、その後20分位は釣りにならず。
ネリゴ島村は、夢の中を漂っているようでした。

後に起こった出来事は申し訳ないが大事の後の小事・・・。
デカ魚を見て、気合の入ったツッチーがアコウを5連発釣り上げた事も、マチャキーが日本記録サイズじゃなかろうかと思う程のガラカブを連発させた事も・・・。

ただ、おどろくべきは、その日ネリゴ島村、とツッチー、マチャキーに1発ずつ、それと同等か、それ以上のアタリがあり、根に入られラインブレイクがあった事です。恐るべし泳がせ釣り。

今回の感想
ネリゴ島村・・・「天草にもデッカイ魚がいるのねん(●^o^●)」
ツッチー・・・・「次はマーフィックスにPE10号巻いて持っていくばい!」(それはやりすぎ!?)
マチャキー・・・「いまいち前アタリがわからんかった。あっ土持さん俺のガラカブ持って行かんで下さい!」
おとうさん・・・「う~寒ぶぃ!温泉に入って帰るばい!」・・・
ジギングではない釣りで新年早々運を使い果たしたネリゴ島村グレートジギンガーへの道はまだまだ遠そうである。

帰港後店に戻り検量してみると113cm24.4kgでした。

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