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ツアコン哲の「上天草市松島町に釣行。たまたまチヌが釣れる!?」

10日ほど前から甑島、下甑、瀬々浦へ阿久根港より永福丸で始めて行こうという計画を15人ほどでしておりましたが、皮肉にも3月22日は南西の風で一日中雨という天気予報が発表され、(その前の3連休の3月19、20、21日は最高の釣り日和)みんなガッカリしました(>_<)
しかし、釣りバカはどこにでもいるもので(人の事は言えませんが・・・)どうしてもこの日しか休みがない!(本当はいつも月曜日が休みなのですが・・・) 島田さんが言いだしっぺで私に「どこか行くぞ!!」と強引な誘いがあり、全員に声をかけたところ、風邪気味の私を含めて4人でどこか釣りに行こう!と話ができました。

場所は私に一任されましたので、その日あるお客さまから上天草市大矢野町 柳港からの瀬渡しで船人島のハナで3匹チヌが釣れたという話を聞いていたので、躊躇せずに柳港へ行こうと決めました。
かなり以前から店自体でたいへんお世話になっている林田船頭(富士丸)に連絡したところ、今は息子さんが瀬渡しをしているということで、明日(3月22日)朝6時に予約を入れました。しかし、船頭の方から、『船人島のハナに乗るならば、もっと早くきたほうがよかばい!』と言われて・・・。5時に港に行くことに決めました。

メンバーは島田さん・吉田さん・荒木さんと私で行くことにしました。
(年齢の合計220歳)
AM3:30に私の近所の吉田さんを迎えに行き、宇土店へAM3:50着。エサなどを購入して、出発、柳港着AM4:55ギリギリに着きました。が・・・船頭も船も見当たりません(T_T)
そうこうしているうちに非常におとなしい船頭さんが来られ、また非常に小さい船外機のついた瀬渡し船が岸壁につきました。
『私達4人と4人分の荷物を積んだら、半分沈むのでは・・・?』
柳港をAM5:20に出航して目的地の船人島のハナに近づいた頃、その非常におとなしい船頭から『ここは、4人は無理ですよ!!』「じゃあ、二人で乗ります」と答えたものの、始めから釣れんでもいいから、4人で乗ってラーメンでも食って、雨の中でも楽しく釣ろうと話していたので、やはり4人でお願いすることにしました。

4人で乗りにくい意味は上礁して夜が明けてすぐわかりました。この付近は遠浅の磯が多く、満潮時は一人でも釣りにならないような瀬だったのです。
ならばと雨もまだ小降りだったので予定通りラーメンを4人分作って早々と朝食を済ませました。その後、雨が大降りになり、それから帰るまでその状態は続きました。
風もかなりありましたが、風はいつもいく磯で慣れているのでそこまで気にはなりませんでした。

満潮がAM7:30だったので潮がひきはじめたAM8:50頃、この磯によく釣りにくる知人の西原くんへ連絡をとり、この磯のだいたいの攻略法を教えてもらいました。
潮も5分引きのAM10:30ごろから4人とも釣りやすくなりましたので、それぞれに場所を決め、釣り始めました。根掛かりばかりで納竿時間をPM3:00に決めていたのですが、心の中で早く帰ろうと思っていた(私だけではないと思います?)
その時AM11:50ごろ、沖に向かって右側の赤灯台の方へゆっくり本命潮が流れはじめました。少し身構えるととたんにウキが5~10cmほどシモリ、最初はまた根がかりかと思っていたんです。急に道糸が走り出し、竿引きの強いアタリです。最初はたいした引きではなかったため、また小さめのメバルではないかと沈み瀬を強引に引き上げようとしましたが、どうも様子がおかしく、下につっこんでいきました。これは沈み瀬で切られると一旦はあきらめました。
クロと違ってチヌは瀬にもっていかないと聞いていたのでベイルをおこしオープンにして糸を出すと、思った通り沖にむかって一直線。これは、しめたと思い右の沈み瀬がきれたところまで移動し、やりとりをはじめました。どうも頭を左右にふり重量感があるのでボラではないかと思っていましたが、まわりのみんなが『チヌぞ!チヌぞ!』と言い、少し慎重になりようやく浮かせるとかなりの魚体のチヌでビックリ!!
そこで事件が発生!!誰も釣れると思っていなくて、釣れてもぶりあげればいいでしょうと私の思慮ない意見で玉網を出していなかったのです。
しかし、そこのところはブツブツいいながらも隣にいてマキエもわたしの分まで十分にしていただいた島田さんが玉網をセットして、すくっていただきました。感謝!感謝!
近くにあった天然のイケスに魚をいれていたとき左側のポッコリという瀬で釣っていた吉田さんも竿がしなっていてその魚も島田さんがすくいにいかれました。
すくい役ごくろうさんです!

やはり、この時よい潮があったのでしょう。しかし、それから雨も激しさを増し、みんなが着ているレインウェアもその役目をなくしていたようで、4人でアイコンタクトをし、2匹つれていたことだし、PM3:00のところをPM1:00の納竿を船頭に連絡し、港に帰りました。そのおとなしい船頭さんが魚をみて『ほう釣れてよかったね!でも、たまたまやね~』と。
一瞬ムッとするも私にしては、そうかな?と納得し、検量したところ2.2kg 50cmでした。この感動を!魚を!店の誰かにみせびらかさなければと思いましたが、柳港から大矢野店は通らず、宇土店はなぜかパスしてしまいました。
ならではと本店に帰り、みんな忙しくしているところを2、3人よびつけて見せびらかし、写真をとってもらい、納得して家にかえりました。

1日中雨にうたれながらの釣りでした、みんな気心がしれた良い人たちとの釣りで、又帰りの青空食堂の大盛りチャンポンもおいしく、50cmのチヌも釣れたし、いつしか風邪気味のことは忘れていました。クロ釣りも面白いが、近場のチヌ釣りも費用も安く、なかなかよいものですね!釣れたから言えるかもしれません(^_^;)

以下当日の私の仕掛を書きます。

竿 中通し 1.5号の5.3m(こんな雨の日はやはり中通しですね)
リール 2500番
道糸 1.7号(フロート)
ハリス 1.5号 1ヒロ半
仕掛 最近の私のワンパターン キザクラ レッツ M-0 (黄)にサルカンの上に-G8のハリスウキ ガン玉3号をつけました。付けエサは生オキアミをムキミにして2匹掛けで釣れました。(ムキミにしたのが良かったのか?船頭が言うようにたまたまなのか?)
針 競技チヌ2号
マキエ 生オキアミ・赤アミ・チヌ用集魚材(少し比重のある)
※柄杓はクロ釣りと違って少し大きめカップを使用するため、マキエは少し多めに準備しておくとよいでしょう。(今回は少なすぎました)