山本釣具センター
ポットベリー ポットベリー
ホーム > 釣行記バックナンバーム > シェイク竹野の「 思い立ったメバル釣り!釣果は65cmの○○?」

シェイク竹野の「 思い立ったメバル釣り!釣果は65cmの○○?」

1月29日、今回も突発的な思いつきでメバル釣行へ‥‥。そう、またしても同行者が見つからない。まずはあちこち電話したが断られ、当店メバプロ佐々野君(以下プロと略、彼は本日休みの次の日仕事。)に電話。快く“OK”とはいかず、1人で行こうと決めた閉店間際、店内に彼がいた。“ヤッター”

仕事を終え、急いで家に帰り、急いで用意する。なにせ何も用意ができていない。急げば急ぐほど道具が見つからず、準備完了に1時間。プロは先に現場へ向かっており、急がねば荒らされてしまう。PM11時半、ようやく出発。AM0:30、一号橋付近でプロに電話。彼は野釜大橋下で今から釣りを始める所だったみたいだ。大矢野店で待ち合わせていたので「あと20分で着くけん」と電話を切り、10分後に着いてしまった。彼は10分も釣りができていない。しかし、もうすでに5匹も釣っていた。なかなかすごい。

さて、ここからが本番。まずは5号橋下へ、ここで事件が起こる。5号橋下へ行ったことのある人は知っているだろうが、橋脚までは階段になっており、ここからは斜面のヒモを伝って降りるのだが、プロが降りようとヒモをつかみ、体重をかけた瞬間、切れた‥‥。それはそれは、まんがのようにすべり落ち、「いていっス!」と一言。今でこそ笑い話だが、さすがにこの時は笑えない。無事で良かった。

気を取り直し、いざ釣り開始。メバルのライズはそこそこあるのだが、ワームへの反応が悪い。小さいのがようやく1匹釣れた時、プロが私の真横へ。何とポンポン釣っているではないか!「何使いよっと?」と聞くと「ワームじゃなくってパターンがあるんスよ。キャストして‥‥チョンチョンとアクションつけたらフォールで食ってくるんスよ」とアドバイスを受けた。しかし、アングラーの意地、とてもまねする気にはなれず、何か他の手はと色々試したのだが、やっぱりだめで、結局まねをした。それでも、もう1匹釣れただけで、なかなか釣れない。その間もプロは続々と魚を上げていく。何がちがうのか‥‥「ちょっと竿貸して」と彼のフィネッツァを使ってみると、すごい感度にびっくり。さすがに4,000円の竿では勝てないと感じた。彼曰く、「チューブラが感度いいっスね」とのこと。“何を!”とムキになり、移動を繰り返していると“メキッ”とにぶい音が暗闇に‥‥。何と、もう1本持ってきていたエギ竿をふみつけてしまった。不思議なものでこの時は、竿の事などどうでも良く、魚、魚と頭の中は魚一色なのである。

そうこうしているうちに食いがにぶってきたので、蔵々、東大維橋下に移動。ここは、さっきよりも活性が高い。今度は4,000円の竿をやめ、私もチューブラの高級竿に替えた。用意だけは良いのだ。これでプロが言っていた事が良くわかるようになった。私にもそこそこ釣れ始めた。プロを見るとやはりポンポン釣っていた。根本的に腕がちがうようだ。さすがにあきらめざるを得ない。もういいやと思っていると、なにやら沖の方でざわめきが‥‥飛ばしウキを付け、遠投。潮にまかせて流しているときた!ものすごい手ごたえ。これは一発逆転のモンスターなのか?ちがう。50cmほどのシーバスだ。ここは足場が高い上に、この時は潮位が低く、2mのタモではとどかない。4LBラインではどうする事もできず、目の前をシーバスは逃げていった。それではとエギングロッドにバイブレーションをセットし、キャストした瞬間いやな音が鳴り響く。何と折れているではないか。あの時の事の重大さが今頃わかった。“まっ、いっか”とまたメバルを狙い2時間後。また沖で何やら‥‥そこへキャスト。いい感じの手ごたえ。またやつがきた。いや今度はもっとデカイ。ラインは4LB、ドラグはジージーうなりを上げる。 慎重なやり取りの末、ついにシーバスが顔を出す。今度は潮位が満ちており、プロの2mタモがギリギリとどいた。見事キャッチだ。65cm。「どやん佐々野すげーど」「まあ~すげーですけど‥‥オレできゃーメバル釣りちゃーです。」と、さほど興味はなかったらしい。やがて夜が明け、プロ30匹以上、私10匹ほど、プロのバラシ数知れず。という結果に終った。プロにメバルを分けてもらったので、お礼にヒライでうどんをごちそうし、本日の釣行は幕を閉じた。